夏休み前の最後のオケ練習 15年7月19日(日) 花園教室 このグループの初めての芦塚先生の指導
7月24日合宿初日
7月25日合宿二日目
7月26日合宿三日目のお楽しみ会
一般的なアンサンブルに対しての考え方なのですが、・・・「ヴァイオリンや、チェロの譜面をちゃんと練習しておけば、オーケストラに参加するのは難しくない」と思われがちなのですが、楽器を譜面通りに演奏する事と、皆でアンサンブルをする事は、難しさが、全く違います。
室内楽でも、オーケストラの曲でもそうですが、自分自身ではちゃんと弾けているのに、みんなと合わせるとメロメロになってしまう事がよくあります。
昔々のお話ですが、家での練習では、ちゃんと弾けているのに、教室でみんなと合わせると上手く行かないので、お母様が、「生徒さん達がちゃんと自分の子供に合わせてくれない。」と、教室の先生に文句を言って来た事があります。
でも、全体の中で一人だけ音楽が流れてしまっても、それに全体が合わせると、全体がバラバラになってしまうのですよ。
オーケストラは学校のマスゲームのようなもので、一人が付いてこれなくても、全体が乱れてしまうものなのですよ。
一人で演奏するのではなく、みんなと同じように演奏する・・・という事は、結構難しいのです。
だから、一人で演奏していて一見すると、ちゃんと弾けているように見えても、アンサンブルとなると、また別なのですよ。
ですから、教室のカリキュラムでは、先ず子供同士の伴奏や室内楽を体験してから、オーケストラに参加させています。
先程のお母様のように、自分の子供に合わせて欲しいのなら、Piano伴奏にすれば良いのです。
先生や上級生のお友達が、上手に合わせてくれますからね。
昔々には、そういった事もあったのですが、今は皆さん合わせを楽しんでいて、そんなクレームは来る事はありませんがね。
他の教室から新しく入会された生徒さんで、教室のオーケストラのレベルの曲と同等、・・或いはそれ以上のレベルの水準に達した曲を学んでいた生徒さんが、教室のオーケストラと一緒に練習をする場合にも、同様の問題が起こりますので、その場合には、「譜ズラは易しくても、合わせるのは、また違ったテクニックだよ!」という事を、生徒本人と保護者の方に説明してから、本人が「それでも良いから・・・」と、納得して頂いた上で、オーケストラに参加して貰っています。勿論、本人の技術よりも、少し下のレベルから始めさせる事が普通です。そうすると、つまづかないで、オーケストラのみんなに着いてこれます。
芦塚メトードとして、オーケストラや室内楽では、斉藤先生や芦塚先生のcheckをした箇所を、上級生の生徒さん達が後輩の面倒を見ます。
基本的には、上級クラスのオーケストラも、自分達で、芦塚先生からの諸注意を練習出来なければなりません。
芦塚先生のカリキュラムでは、音楽の方向に進学する生徒は、芦塚先生の指導の元に、オーケストラや室内楽の全体の指導が出来ないといけないのですが、今回、初めて梨紗さんがその役に挑戦しました。
しかし、オーケストラや室内楽の集団の指導は、本当はとても難しいので、全体の指導に目が届かず、どうしても、出来ない生徒に対してのマンツーマンの指導に偏ったり、小さな子供達の指導なのに、一度も弾かせる事もなく、説明だけになってしまって、練習が終わったりして、斉藤先生や牧野先生から、注意されてしまったりで、「そういった指導をしないように」との色々な「one point advice」を貰っても、どうしても小さな子供達への指導の仕方が上手く行っていなかったので、芦塚先生が、急遽、模範の指導を見せるために、年少のグループの指導をしました。
19日は、斉藤先生が四日市教室に出向の日なので、videoで芦塚先生が、「スーパーウルトラな小さな子供達を、どのように指導したのか?」と、いう事を、斉藤先生に報告しながら、芦塚先生の指導の仕方を勉強する予定だったのですが、動画の処理が間に合わなくって、その作業(勉強)が、出来ないままに、合宿に突入しました。
こういった年少のグループが、オーケストラを演奏する場合には、小さな子供達は、未だその技術をマスター出来てなくって、演奏が上手く行かない場合が多いので、どうしても、一人一人の技術の説明に偏って、全体の指導を見失いがちになって、の集まりになるので、オーケストラが初めての子供達も多くて、一つ一つの技術に対して、どうしてもマンツーマンの説明や指導になってしまいがちなのですが、そこの所を、芦塚先生は、オーケストラのテクニックの幾つかのpointや、一人の生徒が出来ないためにオーケストラ全体が引っ掛かっている箇所で、どうしてもマンツーマンになってしまうpointを、大きく一つにgroupingして、その箇所を、説明するのではなく、何度も繰り返し練習をさせて、いつの間にか、その全体が出来るようにしてしまう・・という、摩訶不思議な指導方法を提示してくれました。
色々な例え話を用いて、super-ultra-チビにも、その例えが分かるようにして、色々な奏法や技術の説明をしたり、この年齢の子供達にも、言葉の説明をしたり、と休む暇(いとま)を与えないようなレッスンでした。
オーケストラや室内楽に限らず、一般の集団指導の場合に於いても、指導の仕方は、指導者一人が頑張って指導してしまい、マンツーマンになって、「集団指導」というpointが疎かになってしまいます。
今回の年少のオーケストラも、本来は参加の予定のない年長の生徒達が数人、助っ人に来てくれたので、その人達に、子供達と一緒に弾いて貰って、見まねで弾けるようにして、それから逆に、弾き方の説明をしても良いのです。
芦塚先生のレッスンでは、最初から(勿論、子供の演奏可能なテンポなのですが、)曲のイメージがつかめるように、早いテンポで演奏します。「このテンポは発表会のテンポの、一番遅いテンポだよ!」という事で、初めて組は、芦塚先生のテンポについて行くのが必死です。
しかし、練習を積んで、段々と曲が弾けるようになると、その難しかったテンポが、遅く感じてしまうようになるので、不思議です。
「とても上手に弾けるようになったから、もう少し早めのテンポで本番は弾こうかね?」と芦塚先生に褒められて、嬉しくなってしまいます。
「ここからは、そうっとピアニシモで弾くんだよ!そうっと弾く事を音楽用語のイタリア語で何というか知っているかい??」
「???・・・」
「そ~っと!!(sotto)て、言うんだよ!」
「エッツ??」
上級生のお姉さん達が、実際にその場で、五線紙ボードに音符を書いてくれたりして、説明を補佐してくれます。
今回の合宿ではチェンバロ担当の生徒がいなかったので、急遽、智子お姉さんがチェンバロのパートを弾いてくれました。
スコアーがなかったので、練習の時に、芦塚先生から「そこ、こう弾いて!」とか、言われて困っていました。「scoreじゃないんです!パート譜なんです!!」って
なにせ、初見だからね。
そりゃ、当たり前か??
斉藤先生がいないので、ヴァイオリンを急遽、芦塚先生が弾いています。
大変だ!!
芦塚先生の初レッスンは、どうだったかな??ちゃんと、付いて来れたかな??
でも、みんな、楽しそうに笑っていたよね!?
二日目は自治会館の2階の和室での練習です。
みんなでお昼です。お姉さん達だけでなく、お母様達も配膳のお手伝いに駆けつけていただきました。
は~い!いただきます!!
夜は、花園公園で、恒例の花火大会をしました。
わ~あ、きれいだよね??すごい!!すごい!!
梨紗さんの右後ろは、お月さまですが、7月の満月は31日だそうです。フルムーンではないのだよ。
とうもろこしは、ラップをしてチン!! お肉には塩コショウをして・・・
卵を付けて、衣を着せて・・さて・・・ 芦塚先生の合図で、 ハイ、みんなでいただきます!!
斉藤先生と牧野先生がrecorderで音をピッと出して、風船の方向を教えます。音のpitchをちゃんと聞き分け出来ないと、先生の指示が分かりません。
では、本番です。実際にスイカを使って、スイカ割りをします。
スイカ割りのスイカは、牧野先生がちゃんと小さく切ってくださいました。
子供達のスイカ割りの最中ですが、検見川教室では芦塚先生の室内楽のレッスンがありました。
凛ちゃんのDumkyのレッスンです。
Schubertの鱒のレッスンです。Pianoの千夏ちゃんの顔が写っていませんが、鱒を演奏している時の写真が無かったので、ごめんなさい。この下の写真も二枚の写真を繋ぎ合わせたものです。なかなか上手いでしょう??つなぎ目は分かるかな??
本当は、この後、梨紗さんと碧人君のKreisler=Gluckのmelodieの伴奏合わせのレッスンがある予定だったのですが、この極端な温暖化の性で、熱中症で寝込んでしまったので、梨紗さんに「揺らし」のレッスンをしたのですが、videoを撮っていません。斉藤先生への伝達が・・・!!
超ハプニングの一部の開始です。Goltermann のEtudecaprice森真雅ちゃんとTelemannのgavotteを長峰悠馬君新飯田千尋ちゃんのYoji
AshizukaのPianotrio「かっこう」変奏曲 Bréval のconcertinoを澤田桃迦ちゃんHummelのワルツです。 何曲か見当たらないのですが、大元のvideoには、ちゃんと入っているのかな?くじ引きで決めたハズの演奏の順番が、更に入れ替わっていて、どうなっているのか、よく分かりません。そこが、またお楽しみ会なのですがね。
愛ちゃんから桃迦ちゃん、瑞希ちゃん紗來ちゃんの演奏です。
急遽、事務所から曲名と作曲家の名前を送って貰いました。
チョッと、timingが遅いのだけどね。
美音・・・Johann n. HUnmmel Arranged by George Perlman Waltz
瑞希・・・Gustav Saenger The Lost Chord(Pharaphrase facile)
愛・・・Paul Wachs Air de Balle
紗來・・E.J. Gossec Arranged by Gustav Saenger Tambourine
杏里ちゃんのPopperのgavotte綾乃ちゃんのMozartの「トルコ行進曲」千聖さんのJ.S.Bach無伴奏cello組曲第二番二短調「prelude」Maurice
Gendron版ひかりさんのDebussyよりSuite Bergamasqueより「月の光」です。
紗來ちゃんのDiabelliの連弾「6sonatine」より第3番ヘ長調三楽章の挽回戦と梨紗さんのBachの無伴奏cello組曲第二番二短調より「courante」と「gigue」です。
Gluck=Kreislerのmelodie chopin「軍隊行進曲」 J.S.Bach無伴奏cello組曲第一番より「 allemande」「courante」
合宿では、多数の小さなお友達が教室にお泊りをするので、部屋を広くするのに、一苦労します。移動出来る物は特別レッスン室に移動したりしますが、今回の「超大変」は白Pianoの部屋の大きなソファーを玄関の下駄箱の前に立てて置く事でした。何と、牧野先生が一人で移動して立てておいたのですよ。
そりゃあ、幾ら何でも無茶苦茶だなや(*゜д゜*)
元に戻すのには、4人掛りで、やっとこさ!!・・・ですよ。
実際には、あとかたずけの方が大変なので、昔々は教室は一週間程お休みにして、次の日からあとかたずけをしました。生徒達も自主的に教室に来てくれて、楽しくあとかたずけをしていました。
今は、先生の数も少なくなったし、子供達も忙しくなって、合宿のお手伝いですら、学校の合間に駆けつけるようになってきたので、先生達の体力勝負になってきました。
発表会とは違って、小さな子連れで来れるし、カリキュラムに縛られないで、子供達が好きな曲を選曲出来るので、子供達にとっても、お楽しみ会はとても大切な会なのです。