音人の会 14年1月13日(月) 京成検見川特別lesson室

久しぶりの京成検見川の特別lesson室での音人の会です。
今回の「音人の会」は、クリスマス会の直前まで、開催する予定ではありませんでしたが、ご希望の方からのご要望があったので、急遽定時に開催する事になりました。
という事で、連絡が間に合わなかったり、参加したかったのに予定が入ってしまっていて、参加出来なかったりして、色々とご迷惑をおかけしてしまいました。
子供達のクリスマス会と合宿から、そのまま冬休み(正月休み)に入ってしまいます。6日のlesson開始から、一週間で、音人の会になります。チョッと、intervalに無理があるのかな?
しかし、その後直ぐに四日市の発表会、千葉教室の春の発表会と行事が押しているので、他の曜日に入れる事が難しいのですよ。(この弁解のお話はPageの最後にもう一度書いてあります。)

佐藤岳久君が京大の院に合格した報告に来てくれました。ついでに、エルガーのコンチェルトを演奏しました。


HaydnのPianotrio ジプシーロンドのU楽章を演奏しました。


今回の初参加の方です。



baroqueの無伴奏にも挑戦してみようということで、Telemannの12のfantasiaからの演奏です。
一般的には無伴奏の曲はBachの無伴奏だけが知られていますが、本当はviolinにしてもviolaにしてもcelloにしても、無伴奏というgenreがあって、素晴らしい曲がたくさんあります。




デザートのお菓子です。
シホンケーキは美紀先生の手作りです。

果物のデザートです。









「音人の会」と「TafelMusic」についてのお話

時々、「音人の会」というと教室で音楽を楽しんでいるamateur(Libhaber)の人達を指すと勘違いされる事があります。
実は、「音人(おとな)の会」という名称は、本来的には、教室を開設する以前に、芦塚先生と音楽を一緒に楽しむ人達のグループに対してそう呼んでいました。
つまり、芦塚先生の弟子や生徒である必要もなく、芦塚先生の主催する音楽の飲み会をやるための、クループ名でした。

教室を開設してからは、子供の発表会と大人の発表会を区別するために、以前から使用していたグループ名を、教室で音楽を楽しんでいる生徒さん達や、結婚とか子育てで、教室に来る機会がない人達を含めて、勝手に教室の関係者の大人の人達の総称のグループ名として使用しています。

という訳で、「音人の会」という名前には、amateurの生徒さんやproのお弟子さんという区別はありません。

また、「音人の会」を、コンサート形式で演奏する場合には、大人の人数が少ないので、子供の発表会の第5部で、大人だけの発表会を催しています。

ですから、芦塚先生が「音人の会」という名称を使用する時には、別の名称で「TafelMusic」という名前も使用しています。
「TafelMusic」は、本来は、貴族達のパーティーのBGMとして、貴族達が飲食して雑談を交わしている時に、演奏する音楽の事です。
勿論、腕に自信のある貴族は、興に乗ったら、自分の得意とする楽器の演奏をお披露目したりしました。
Haydnがエステルハージ候のために作曲した曲もあります。

飲み会と発表会が一緒になった形の、Classicversionのカラオケみたいなものかもしれませんね。
この形は日本ではないので・・・。

日本人の場合には、どうしても、演奏会とお食事会を分けるので、よく私達もお呼ばれする事がありますが、最初にミニコンサートがあって、それから演奏者を交えて、お食事や飲み物で座談会という型になります。当然、誰かが演奏している時には、食事は勿論お預けで、おしゃべりもしないで、礼儀正しく静かに拝聴していなければなりません。演奏が終わって、やっと、会食に入ります。

TafelMusicの場合には、音楽は寧ろBGMとして演奏されるので、お食事や会話がメインになります。
TafelMusicの基本は、お食事や会話のBGMなので、「音楽を切らさないで演奏し続ける」という事なのです。
生徒さんや、部外の参加の人達の演奏の間に、音楽が途切れないように、芦塚先生のお弟子さん達が持ち曲を弾き続けるという課題があります。お客様からの当日のリクエストもあったりします。
レパートリーを試される分けです。

そういったconceptに基づいて、第一回目の「音人の会」は、芦塚先生が、芦塚音楽研究所や芦塚音楽教室を作り上げるずっと以前の、まだドイツから帰国して、東京で新しく生活を始めたばかりの頃に、当時の芦塚先生の弟子の方達や芦塚先生の友人の人達、仕事関係の人達と「音楽の飲み会をやろう!」と始めたのが第一回目の「音人の会」だったそうです。

江古田の芦塚先生の行きつけのパブで、歌やtrumpetやrecorderを演奏する音楽大学の後輩が開いているお店なのですが、ライブが出来るお店に改造をしたいという事で、お店のコーディネートを芦塚先生が頼まれて、芦塚先生の設計でお店の改造をした後の、初めてのライブのお披露目を兼ねて、パブなのに、アルコールは全部自分達で持ち込みで、徹夜のClassicの音楽のパーティをしました。
参加したClassic関係の人達が、「こんなに音楽を楽しく聞けたのは始めてだ!」と感激してくれました。

この「音人の会」のconceptは、baroque時代の王侯、貴族達のTafelMusic「食卓の音楽」を想定して企画したものです。
という事で、「音人の会」のopeningのthemaの曲は、有名なTelemannのrecorderとfluteの合奏の名曲である「TafelMusic」で始めました。
音人の会のthemaの曲として、しばらくはopeningの曲として、ちょうど、子供の発表会のPachelbelのcanonのように、thema曲として演奏していました。

音楽教室を千葉に構えて、趣味の大人の方や音楽大学の学生や受験生等も増えて来たので、千葉でも、スイス・レストラン「サンモリッツ」や、銀座や、その他のレストランを借りて、同様の音人の会を開催して来ました。

しかし、レストランを借りて音楽会をやるとなると、どうしても食事代の会費が高額になるし、時間の制限がなかったサンモリッツが経営者が変わって、そういった形式の会場の提供をする場所がなくなって、他の場所も色々とその都度画策して、色々な場所でやってみたのですが、経費的にも、会場探しも非常に難しく、音楽大学の学生や若い大学生ぐらいの人達には、経済的な負担がどうしても大きいので、「何とかしてほしい」という、お願いがありました。

・・という事で、そういった若い人達の意見を取り入れて、次の企画として、女性は基本1っ品の料理を、男性は自分のマイアルコールの持参するという事で、基本的にはベースとなる食事は教室の先生達が作って、パーティをするという現在の「音人の会」のstyleになりました。

企画を始めた最初の間は、先生の人数も、5人とか7人とか居たので、泊まり込みで食事の準備をするのも、さほど、大変ではなかったのですが、少子化や、若い先生達のお産、子育てで、準備をお手伝い出来る先生達が、全くいなくなってしまったので、今回のような手作りのお食事のコンサートは、料理をする先生の人数の関係でしばらくの間は無理なようです。

少子化が何とか改善して、また若い先生達が増えてきて、クーリーや徹夜で料理を作ったり、準備をしたりする事に付き合ってくれる先生達が増えてきたら、また再開したいとは思います。

また、サロンコンサートの出来る安いお店があったら、是非ご紹介ください。