親子で楽しめる!Autumn Concert
第1部
1●パッヘルベル作曲 カノン
すっかりお馴染みになりました、パッヘルベルのカノン。この曲は、この芦塚室内合奏団のテーマ曲として、ずっと弾き継がれてきましたが、このような名曲はこれからもずっと弾き継いでまいりたいと思います。この曲は弾く人も聴く人も誰しもが好きになる不思議な力を秘めており、こちらの会場でも何度も演奏して、たくさんの方に大好きになっていただきたい曲です。「カノン」とは、メロディーが追いかけっこする形式の曲で、同じメロディーを2小節ずれて演奏すりことで、美しいハーモニーをつくっている、といったところが聴きどころです。お楽しみください。
ケッセルとは、ドイツのある村の名前です。「ドルファー」は「村」、マーチは「行進曲」のことです。ドイツの小さなケッセル村の元気な行進曲を、本日指揮をしております芦塚陽二先生が、弦楽オーケストラとリコーダーの編成に編曲いたしました。今日聴きにきてくださっているお子さんとほぼ同じくらいの年のお子さんが、リコーダーで参加致します。元気に楽しく!!行進曲のはじまりです!!
kesselsdorfは、歴史的には1745年12月15日のオーストリア継承戦争 所謂、ケッセルスドルフの戦い(独:Schlacht bei
Kesselsdorf)の戦地として有名です。プロイセン軍と、オーストリア軍とザクセン軍の連合軍が戦い、プロイセン軍が勝利しました。
10人のインディアンの歌はご存じですか?歌ったことあるかな?きっとメロディーを聞いたら「アッこの曲か!!」って思い出せるのではないでしょうか?
かわいい女の子3人組の演奏を聴く前に、ちょっとみなさんも歌ってみましょうか。
プログラムに歌詞カードがはさんでありますので、どうぞお母さんもご一緒に歌いましょう。
では、川島先生、歌のサポートをお願いします。ピアノは、萩元先生です。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪歌の練習
楽しく歌えましたね。では、このかわいらしい曲が、ピアノとヴァイオリンとチェロのかわいい3人の女の子が弾くとどんな感じになるのでしょう?では、聴いてみましょうね。
4●クリーゲル作曲 メヌエット recorder装飾譜(ornament譜)及び伴奏譜 芦塚陽二
クリーゲルは、国によってはクリーガーとも発音されます。クリーゲルの作品は、こんにち殆ど忘れ去られてしまいましたが、生前に上演された声楽曲だけでも作品数は2000曲を超えていて、そのほかにも鍵盤楽曲やトリオ・ソナタ、歌劇などにとても質の高い作品を遺しています。作曲家でありながらオルガンの演奏家でもありました。弟のヨハン・クリーゲルも作曲家なのだそうです。本日演奏するメヌエットは、たくさんのクリーゲルの作品の中で現在も親しまれている数少ない作品の1つです。素朴なリコーダーの音色が良く似合うきれいな曲です。
この曲が作られた当時の演奏形態を再現して、きれいなかざりの音譜をたくさん増やして演奏いたします。
クリーゲルのMenuettを調べてくるようにという宿題がありましたが、何とクリーゲルという作曲家自体がネットで調べても、全くヒットしませんでした。という事で急遽、芦塚先生にhelpをお願いしました。
という事で、かなり専門的な文献から簡単に纏めなおしました。
この曲は伴奏のpartとrecorderの装飾譜を芦塚先生に作っていただきましたが、最初はピアノ伴奏という事だったので、繰り返し(double)はかなり近現代的なハーモニーを使用しています。チェンバロの場合なら、後半のpartはrecorderのpartはそのまま演奏して、チェンバロのpartは前半の伴奏をdoubleの時もそのまま使用するとよいと思います。
参考までに芦塚先生の装飾譜と伴奏譜の楽譜を掲載しておきます。
KlengelのMenuett
5●レオポルト・モーツァルト作曲 おもちゃのシンフォニー U・V楽章
前回のおもちゃのシンフォニー1楽章が、とても好評でしたので、引き続き2,3楽章を演奏いたします。レオポルト・モーツァルトは、有名なヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのお父さんですが、実は、この曲はまだ本当にモーツァルトのお父さんが作曲したのかどうかははっきりわかっていないそうです。ちょっと前までは学校では「ハイドン作曲のおもちゃのシンフォニー」と教えていましたので、あれ?と思った方もいらっしゃるかもしれませんね?
おもちゃのパートは、子供が演奏するという前提では書かれておりませんので、実はとても難しいのですが、聴きに来てくださった皆さんに楽しんでもらえるよう、会場を歩き回りながら演奏できるように、おもちゃ隊のお子さんたちもたくさん練習をしてきました。
ヘンデルは、バッハとともにバロック音楽を代表する作曲家で、ヴァイオリン奏者、チェンバロ奏者でもありました。先ほどリコーダーで演奏したクリーゲルのメヌエットの「クリーゲル」さんに、音楽の才能を見出されたとも言われています。この曲は、ヘンデルの「ハープシコード組曲」第5番の終曲「エアと変奏」に付けられた名前です。ハープシコードってなんのことでしょうか?実は今舞台にのっている大きな楽器。イタリア語ではチェンバロといいますが、英語ではハープシコードと言います。変奏曲の形式で書かれていて、同じテーマを何回もくり返しながら、右手が16分音符で刻んだり、3連符がでてきたり、いろいろな形に変化していきます。それにしても、なぜ「調子の良い鍛冶屋」というタイトルなんでしょう?実は、これを出版したウィリアム・リンタンという人が、当時、鍛冶職人の見習いをしていたので、そのように名前をつけてしまったのだそうです。
この曲は、エルガーがピアノを教えていた8歳年上のキャロライン・アリス・ロバーツとの婚約記念におくった曲です。
エルガーとアリスの結婚は、宗教の違いや身分の差といった問題があり、アリスの両親が2人の仲を認めなかったため、周囲の反対を押し切っての結婚でした。
「愛のあいさつ」は、もともとピアノのために作曲された曲ですが、今では、ヴァイオリンやフルート、チェロなどでも演奏され、多くの人に楽しまれるようになりました。今日は、チェロの豊かな音色と曲の優雅なメロディをお聴きください。
この曲は、ドイツの詩人、フライリヒラートの、「おお、愛しうる限り愛せ」というタイトルの詩に、リストが曲をつけた歌曲がもとになっています。その後リストがピアノ曲に編曲したのがこの曲です。他に「気高き愛」と「聖なる死」という曲と合わせて『愛の夢−3つのノクターン』として出版されました。3曲の中で、第3番が特に有名でよく演奏されます。とてもロマンチックで、ピアノを習っている人ならだれでも憧れてしまう美しい曲です。
9●バルトーク作曲 4つのハンガリー舞曲
バルトークは、作曲家としては現代にかなり近い時代の人です。1945年に亡くなっていますから、ここにいらっしゃるお子さんたちのひいおじいちゃんくらいの世代になりますね。バルトークは、民俗音楽の研究家としても知られ、多くの功績を残しました。同じ国の作曲家のコダーイという人と一緒に、あちらこちらから各地の民族音楽や歌を、楽譜に書き取ったり、録音したりして集めたそうです。当時はまだ今のような便利な録音機械はなく、なんと、蓄音機を持って旅をしたのだそうですよ。そうして集めた曲は2万数千曲にもなりました。それらを全部分類、整理、研究、保存して、民俗音楽の良さを取り入れながらも理論的に自分の作品にむすびつけました。本日のプログラムの中でも、これまでに聞いた曲とはちょっと違った、おもしろい響きやかわったリズムがいっぱいです。おそらく、日本ではこれから演奏するのが本邦初演となると思われます。ユーチューブなどでもなかなか聞くことのできない珍しい曲でもあります。
10●ヨハン・シュトラウス作曲 美しく青きドナウ
先程のバルトークとは違って、次の曲は前回のアンケートのリクエストにあった曲で、とても有名な曲です。みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないかと思います。ヨハン・シュトラウス2世は、「ワルツ王」とも呼ばれる作曲家で、ヴァイオリニストでもありました。たくさんのウィンナーワルツを作曲しました。ウィンナーってなにかな?ソーセージウィンナーじゃありませんよ。「ウィーンの」という意味です。オーストリアの音楽の都ともいわれるウィーンのことですよ。毎年元日にウィーンフィルのニューイヤーコンサートが開催されて、日本でもNHKで放送されています。この「美しく青きドナウ」は、そのコンサートのアンコールの定番になっていて、世界中の人たちから愛される曲となりました。もともとは男性歌手の為の歌曲として作曲されたのですが、その歌詞の評判があまりにも悪くて、後で管弦楽用に編曲されたのだそうです。今日は、弦楽オーケストラでお楽しみください。
11●モーツァルト作曲 アイネクライネナハトムジーク K.525 ト長調 第一楽章
次の曲もとても有名な曲です。コマーシャルで歌に編曲されたり、レストランのBGMで流れたり。みなさんもきっと聞いたことがあると思います。
今ではとても有名ですが、この曲が出版されたのはモーツァルトの死後36年もたってからのことでした。さらに、有名になったのは19世紀に入ってからなんです。名作曲家の名曲ほど、時代がそれに追いつくのに時間がかかってしまうということなのでしょうかね・・・。この軽快で誰もが楽しくなるような美しい曲は、13曲目のセレナーデとして作られ、のちにモーツァルト本人が「アイネクライネナハトムジーク」という名前をつけました。この題名は、「小さな夜の音楽」という意味です。それでは、第1部最後の曲は、モーツァルトでしめくくりたいと思います。お聴きください。
◆合奏団メンバー | ||||||||
鈴木杏梨(Cello) 〔小2〕 | 七星ひかり(Piano) 〔小3〕 | |||||||
鈴木花梨(Violin) 〔小4〕 | 佐山 凜(Violin/Viola) 〔小5〕 | |||||||
濱野友花(Violin/Viola) 〔小6〕 | 山本珠加(Cello) 〔小6〕 | |||||||
清水千聖(Cello) 〔中1〕 | ||||||||
遠藤美帆(Piano/Chembalo/Contrabass) 〔中1〕 | ||||||||
岡村智子(Chembalo/Contrabass) 〔中1〕 | ||||||||
清水珠実(Violin/Viola) 〔中2〕 | 本田梨紗(Violin) 〔中3〕 | |||||||
森田春暉(Violin/recorder) 〔高1〕 | 石川貴文(Violin/Viola)〔大人〕 | |||||||
風戸星那(Violin)〔大人〕 | 廣川 智(Violin)〔賛助出演〕 | |||||||
牧野由起子(Cello/Contrabass)〔講師〕 | ||||||||
斉藤純子(Violin)〔講師〕 |
今回、手伝っていただいたOB、OGの皆様です。感謝!感謝!
第二部 |
1●モーツァルト作曲 アイネクライネナハトムジーク 第一楽章
この曲は、とても有名な曲で、コマーシャルで歌に編曲されたり、レストランのBGMで流れたり。みなさんもきっと聞いたことがあると思います。
今ではとても有名ですが、この曲が出版されたのはモーツァルトの死後36年もたってからのことでした。さらに、有名になったのは19世紀に入ってからなんです。名作曲家の名曲ほど、時代がそれに追いつくのに時間がかかってしまうということなのでしょうかね・・・。この軽快で誰もが楽しくなるような美しい曲は、13曲目のセレナーデとして作られ、のちにモーツァルト本人が「アイネクライネナハトムジーク」という名前をつけました。この題名は、「小さな夜の音楽」という意味です。
2●バッハ作曲 ブランデンブルグ協奏曲 第6番 BWV1051
こちらの総合生涯学習プラザでの演奏は、2年目なり、今回でもう5回目となりました。これまでに聴きにきていただいたお客様から、アンケートを集計させていただき、「有名な曲が聴きたい。」といった声を多くいただきました。今回はそういった声に応えて、有名な曲もプログラミングいたしました。次に演奏いたします曲も、そんなアンケートにあった「Bachを聞きたい、」というご要望に答えての選曲です。ブランデンブルグ=シュヴェート辺境伯クリスチャン・ルートヴィヒに献呈された曲なので、この名前がつけられ、6曲からなるセットになっています。6曲とも全部編成の違う合奏曲になっており、本日演奏する第6番は、ヴァイオリンやフルートなどの高音の楽器が一切使われず、ヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、コントラバス、チェンバロ、の編成です。ヴィオラ・ダ・ガンバは、現在ではほとんど使われることがなくなってしまった楽器ですので、現代ではチェロで代用されます。芦塚室内合奏団の皆さんは、子供のころからヴァイオリンとヴィオラの持ち替えをしていますので、ほとんどのヴァイオリンのメンバーが、ヴィオラも弾くことができますので、この曲を実現することができました。この曲は最初のテーマが、半拍遅れのカノンのようになっており、まるでこだまのように演奏されます。
3●クープラン作曲 蝶々・風車
フランソワ・クープランは、多くの音楽家を輩出したクープラン家の中でも、特に有名な人物で、『大クープラン』として知られています。オルガン奏者としても活躍し、のちにバッハにも大きなヒントを与えたと言われている作曲家です。
クープランの作品の中でも主要な位置を占める、全4巻のクラブサン曲集は、230曲以上の小品が、オルドルと呼ばれる27番までのグループにまとめられています。アルマンドやクーラントといった組曲の代表的舞曲よりは、むしろ、優雅で象徴的な題名を持つ描写的な作品が多くを占めています。本日の『蝶々』は第2オルドルの中におさめられています。蝶がひらひらと飛んでるいるように、細かい音符の短い主題が次々と変わっていきます。『風車』は17オルドルの中の作品で、風車が激しく回る様子が表現されています。
無伴奏チェロ組曲とは、伴奏を伴わないチェロ独奏用の楽曲のことで、全6曲の組曲になっています。6曲の組曲は、それぞれが前奏曲(プレリュード)で始まり、アルマンド、クーラント、サラバンド、メヌエット、ブーレ、ガヴォット、ジーグなどの舞曲を組み合わせた組曲になっており、組曲ごとにひとつの調性で統一されています。その中でも、この第1番のプレリュードは最もよく知られています。
以前は単純な練習曲として扱われていたために、世の中から忘れられてしまっていましたが、名チェリストのパブロ・カザルスによって再発掘されました。現代では、バッハの作品の中でも特に高く評価されるものの一つであり、アラベスク的な分散和音の移り変わりが美しい曲です。同じ音型の単純な繰り返しばかりで、練習曲と間違われてしまうほど一見易しい曲のように思われてしまうのですが、伴奏がないために一人で4本の弦を使い、すべての音楽を作らなければならないので、一つの旋律の中にしっかりとした和声的要素がえり、また、複数のメロディーを同時に進行させていかなければ曲として成り立たなくなるので、とても難しい曲です。この曲には、生涯をかけて研究するほどの奥深さがありますので、世界中の名チェリスト達が取り上げる1曲となっています。
5●ビーバー作曲 ロザリオのソナタ より第9番
この曲は、「スコルダトゥーラ」という、本来とは異なる音に調弦する奏法で演奏いたします。このロザリオのソナタは15曲のセットになっていますが、なんと、その全てを違った調弦にするように指示されています。今回の曲では、3本目のD線を一つ上の「ミ」に、4本目の一番低いG線は、なんと5つも上の「ド」に調弦します。現代の普通のヴァイオリンでそんなことをしたら、すぐに弦が切れてしまいます。バロック時代のヴァイオリンを再現した「バロックヴァイオリン」でしかできない技なのです。ロザリオのソナタは、マリア様の生涯のエピソードを描いた15枚の絵の1枚1枚に対して作曲されています。この第9番は、「十字架を背負うイエス」というタイトルがついた、プログラムに載せてあります絵に対して作曲されました。スコルダトゥーラの独特な響きに注目してお聞きください。
6●芦塚陽二作曲 遊び唄より「いちもんめ一助さん」「花いちもんめ」
「いちもんめ一助さん」は、まりつきをするときの遊び唄で、いちもんめが、にもんめ、さんもんめ、というように数え歌として進んで行きます。その曲を、本日指揮をしております芦塚陽二先生が、40年程前にピアノ曲として作曲しました。今では、遊び唄自体を知る子供たちがほとんどいなくなってしまい、作曲したご本人は、なにか、さびしい想いがする、と話しておりましたが、今日聴きにいらっしゃった方々は、きっとこういった伝承の唄をご存じの方が多いのではないでしょうか?現代音楽のような、減7度の和音などの不協和音がたくさんあり、びっくりするような不思議な響きが飛び出します。2曲続けてお聴きください。
7●ドボルジャーク作曲 ピアノ三重奏曲ドゥムキー Op.90 ホ短調 T楽章
この曲は、バラッドというウクライナが起源の、憂鬱で叙事的な歌謡である「ドゥムカ」がもとになっています。「ドゥムキー」とは、この「ドゥムカ」の複数形です。いかにもドヴォルザークらしい、スラヴ的な愁いを含んだ美しい旋律が全篇に流れていますが、ジプシー音楽やチェコの民族舞曲にも影響された、激しいリズムの曲調も織り込まれており、独特な味わいのある名曲です。
蛇足ですが、
通常では、ピアノの奏く位置と弦が演奏する位置がこれ程離れて演奏する事は基本的にはありません。
同じ舞台上でも演奏家達はお互いの音が聞こえるように、なるべくくっ付いて演奏します。
ほんの1、2mでも、離れてしまうとお互いの音が聞こえなくなってしまって、演奏に支障を来たすからです。
八千代の小さな舞台はピアノの重さには耐えられないので、ピアノを舞台に上げることは出来ないし、また、曲に合わせてチェンバロとピアノを入れ替える事は、不可能です。
教室ではそういった場所の問題や、いかなる状況においても、常にベストな演奏が出来るように練習しています。
8●ヴィヴァルディ作曲 四季より「秋」
ヴィヴァルディの四季シリーズは、これまでに「春」「夏」「秋」「冬」を全部演奏してまいりました。いよいよ今回は2週目に入りました。ヴィヴァルディの作品の中でも特に有名な「四季」です。この曲は、それぞれの楽章に「ソネット」、つまり「詩」のことですが、情景を表す言葉が曲の途中途中に書かれています。プログラムにその「ソネット」を載せておりますので、その情景を思い浮かべながら聴いていただくと、よりいっそうお楽しみいただけるかと思います。秋の収穫を祝う農民の歌と踊り。そんな幸せな秋の情景を音楽で味わってみてください。
ヨハン・パッヘルベルは、バロック期のドイツの作曲家です。オルガン奏者でもあったそうです。
芦塚室内合奏団も頻繁に演奏しております「カノン」が特に有名な作品です。パッヘルベルの作品は、美しい旋律、調和のとれた明快さが持ち味で、わかりやすく親しみやすい曲が多いと言われています。
芦塚音楽研究所では、まだ世の中に知られていないパッヘルベルの作品を研究し、これまでにもこういった場でおひろめしていますが、今回のこの曲も、おそらく日本では初めて演奏されるのではないか、と思われます。最初はオルガンのために作曲された曲ですが、のちに弦楽オーケストラに編曲されました。とても聴き応えのある名曲です。
この歌は16世紀半ばまで口頭伝承で受け継がれ、17世紀にはイングランドの誰もが知っている曲となりました。また、リュート用の楽譜も、17世紀初頭にはロンドンで出版されています。日本でも聞いたことがない、という方はほとんどいないのではないでしょうか?日本語に訳すと「緑の袖のきみよ!」みたいな感じになるのでしょう。この歌の歌詞はこのような詩です。
「ああ、私の愛した人は何て残酷な人、
私の愛を非情にも投げ捨ててしまった。
私は長い間あなたを愛していた、
側にいるだけで幸せでした。グリーンスリーヴスは私の喜びだった、
グリーンスリーヴスは私の楽しみだった、
グリーンスリーヴスは私の魂だった、
あなた以外に誰がいるでしょうか。」
この有名な歌を、芦塚陽二先生が弦楽オーケストラ用に編曲し、さらに素敵な曲になりました。お楽しみください。
◆芦塚室内合奏団 | ||||||||||
◆合奏団メンバー | ||||||||||
佐山 凛(Violin)〔小5〕 | 山本珠加(Cello)〔小6〕 | |||||||||
濱野友花(Violin/Viola)〔小6〕 | ||||||||||
遠藤美帆(Piano/Cembalo/Contrabass/Org.) 〔中1〕 | ||||||||||
岡村智子(Piano/Contrabass) 〔中1〕 | 清水千聖(Cello) 〔中1〕 | |||||||||
清水珠実(Violin/Viola)〔中2〕 | 中島碧人(Cembalo) 〔中2〕 | |||||||||
本田梨紗(Violin/Viola)〔中3〕 | 森田春暉(Violin) 〔高1〕 | |||||||||
風戸美伶(Cello) 〔高1〕 | 石川貴文(Violin/Viola)〔大人〕 | |||||||||
風戸星那(Violin/Viola)〔大人〕 | 萩元美紀(Cembalo)〔大人〕 | |||||||||
廣川 智(Violin) 〔賛助出演〕 | ||||||||||
牧野由起子(Cello/BaroqueCello)〔講師〕 | ||||||||||
斉藤純子(Violin/BaroqueViolin/Viola)〔講師〕 | ||||||||||
川島弘子(Contrabass)〔講師〕 | ||||||||||
◆芦塚 陽二 指揮 | ||||||||||
◆森田 美代子 司会 |
いや〜!お疲れ!お疲れ!
それにしても、楽しそうだよね。
箸が転んでも・・??
編集後記と反省会:
対外出演のために、保護者のお母様お父様にセッティングやビデオ写真撮影、楽器の搬送等をお手伝いしていただきました。いつもいつも、感謝!感謝!です。
ステリハ(舞台リハーサル)の横では、お母様達とセッティングの綿密な打ち合わせです。
ピアノのふたは大変重いもので、また高さも大人が背伸びをして、ポールを入れなければならないので、大変難しい作業になります。
教室でも基本的には、高校生以上の男性がピアノのふたの開閉をしています。
しかし、今日、一般的なコンサートでは、演奏中にピアノのふたの開閉をする事は基本的にありません。
ピアノの演奏会なら、ピアノのふたは全開で演奏されますし、歌の伴奏ではピアノのふたは半開きか閉めたままで演奏します。
今回のコンサートのように、演奏中にピアノのふたを開けたり、半開きにしたり、という事は非常に稀です。
それは、勿論、色々なジャンルの曲を一つの演奏会で演奏するためです。
そういったこういった、コンサートの形態は今日では大変珍しいのですが、色々な種類の音楽を一つのコンサートで演奏するのは、18世紀や19世紀の中頃までは、そちらの方が一般的なスタイルでした。寧ろ、シンフォニー一曲を通して演奏する事の方が、珍しかったのです。
生徒達は演奏のない降り番の時も、セッティング・スタッフとして忙しい。
牧野先生と綿密な打ち合わせです。
あれ??何時着替えたの??
今日はどんなコメントがあるのかな??
興味津々!
でも、邪魔しちゃだめだよ!??
自分の演奏が終わったら、急いで着替えて、次の曲のセッティングの準備です。
発表会で、いつもやっている事なので、すっかり手馴れたものですね。
楽器の搬入搬出を手伝ってくださった人達や、写真係の人やビデオ係の人達の写真はありません。どうしてかな??
アハッ!??
「オータムコンサート」第1部:
親子で楽しむクラシック 感 想
・まじかで素晴らしい音楽を聞けて非常によかった。 (71歳女性)
・赤ちゃんの泣き声や子どもの話し声がやや気になりました。
(36歳女性)
・3才の子どもに初めて生演奏のクラシックを聞く機会ができました。ありがとうございました。(?歳女性)
・すてきでした。やはり本物のコンサートは。 (37歳男性)
・とても良かったです。 (35歳女性)
・チームとして上手でした。開催場所が近く規模も小さくアットホームな感じで良かった。(53歳男性)
・とても楽しかった。 (33歳女性)
・子どもにもききやすく、楽しめました。 (41歳女性)
・良かったです。 (45歳女性)
・クラシックのみの曲のプログラムは珍しい。また来たい。 (32歳女性)
・ステージも近くとてもよかったです。 (30歳女性)
「オータムコンサート」第2部:
大人のためのクラシック 感 想
・音楽の楽しさを味わった(至福の時を過ごした) (72歳女性)
・いつも素晴らしい演奏をありがとうございます。
次回のコンサートも楽しみにしております。 (66歳男性)
・素晴らしかった (50歳男性)
・素晴らしかった。心地よいひと時でした。是非また聴かせて下さい。 (74歳女性)
・選曲も構成も演奏も大変素晴らしい。子どもたちによる演奏とは思えなかった。(49歳男性)
・足元が悪い中、おじゃま致しましたが、「なまの音色を聞く」本当にいつでも素晴らしい。
芦塚室内弦楽合奏団のメンバーには感謝です。 (61歳女性)
・始めて来たのですが、とても良かったです (65歳女性)
・演奏もよかったが、気軽に足が運べる場所(地域)での開催が良いと思いました。
また是非このような企画をお願いします (50歳女性)
・知らない曲もありましたが、しかし皆一生懸命やってくれました。ありがとうごいざます。
又、来たいと思います。よろしく (68歳女性)
・素晴らしかった (66歳女性)
・とても楽しかった (43歳女性)
・レベルが高くて良かった (64歳男性)
・久しぶりに、クラシックの曲が聞けて良かったです。
最近ではバロックの曲に心惹かれます (64歳女性)
・素晴らしい音色の生演奏を身近に聞くことが出来、素敵な時間を過ごすことができました。
このような機会を頂きまして、ありがとうございました。 (50歳女性)
・いろいろな曲がバランス良く聴けて大変良かったと思います (56歳男性)
・とても良かったです。感動しました (75歳女性)
・全体的にバランス良かった (63歳女性)
・楽しい誰でも音楽が好きになり、上手な演奏に共感しました (75歳男性)
・大きな刺激を受けた(感動です) (53歳男性)
・大変素晴らしいコンサートでした。ありがとうございました (56歳男性)
・大変良かった。良く知られている曲を多く演奏してほしい (70歳女性)
・良い曲ばかりで・・・・最高でした! (72歳女性)
・オーケストラ、ソロ、多様な曲目が楽しめました (53歳男性)
・大変良いと思います (78歳男性)
・さわやかなアンサンブルが心地良かったです。 (82歳男性)
・楽しかった (82歳女性)
・間近で生の音楽を楽しみ、ひさしぶりに前頭葉が温かく感じた (74歳男性)
・よくそろっていてい聞いていてとても気持ちよく楽しみました。ありがとう!!(71歳女性)
・初めて聞く曲もありましたが、とても素晴らしいので、うっとりして聞き入りました。今回、清水3姉妹の 長女の方が出演されなかったので残念ですが、とても素晴らしい演奏でした。
・小・中・高校性と思えないレベルの高い楽団だと思います。皆さんの将来の夢など団員に質問形式などをとり、演奏の合間にやり取りがあれば面白いと思います。 (35歳女性)
・楽しく聴くことができました。 (63歳女性)
・流れる水の中にいるような時間を過ごしました。大人→親子と時間が分かれていて大変良かったと思います(40歳女性)
・静かな曲が多く良かった。 (14歳女性)
・お疲れ様でした。都内まで行かなくてもこのようなコンサートが聞けてとても幸せでした。
素晴らしいコンサートをありがとうございました。感謝 (60歳女性)
・大変楽しかったです。又、聞きたい良い曲ばかりでステキでした (65歳女性)
・子どもさん達の練習の成果が出ていて良かった。講師の方の演奏がまた良かった。
・大変良かった (68歳男性)