どうして発表会の進行も子供達がするの?

私たちの教室の発表会は、子供たちの自主性を育てるために、5年生以上のお子様は演奏の他にスタッフもしています。自分たちで発表会を運営するという自主運営の形をとっています。もちろん、先生とご父兄の補佐が必要です。本当のところを言うと、全部先生がやってしまった方が早くて確実なんですけどね。(笑)

子供が自主的に動けるようにするには、その為の進行表が必要です。どこのなんの役割を誰ちゃんにやらせるか、初めてのスタッフの子は誰に面倒見させようか、など、一人一人の子供の動きを先生全員や上級生たちが把握していなければいけません。例えば、一人の子が15秒もたついたとしても、全体では1時間以上の遅れとなってしまいます。そのために、非常に緻密な進行表を作成しなければならなりません。これはとても難しい作業なので、先生たちの仕事です。

4年生以下の子供たちは、進行表を見てテキパキと動いているお兄さん、お姉さんたちを見て、「早く5年生になってスタッフをやりたいな。」と、皆憧れています。中には、「発表会には出ないけど、スタッフはやりたい」と、2,3ヶ月前から張り切っている生徒もいます。