レッスンの間、じっとしてられるのかしら?

最初からお行儀よくレッスンを受けられる子供はいません。じっとしているということは、子供にとって大変な集中力と忍耐力が必要なんです。それは、生まれつき持っているものではなく、教育によって身に着けていくことなのです。

教室では、集中力を育てるために、とても大切にしていることがあります。

それは、レッスンの始めと終わりの挨拶です。芦塚先生はこれを「けじめのあいさつ」と呼んでいます。あいさつを始めるまでは子供がどんなにフニャフニャしていても先生はニコニコ相手をしています。始めのあいさつで先生は子供に心の切り換えをさせます。レッスンの内容も、子供が飽きないようにいろいろなアプローチが準備されています。

それでも子供の集中がきれる場合があります。その時には、ダラダラとレッスンをしないで、終わりのあいさつでもう一度子供に集中させます。

3歳児なら最初は3分間集中が続けばいいのです。集中できる時間を少しずつ子供の表情を見ながら延ばしていきます。レッスン=集中というパターンが出来ればよいのです。何が何でもレッスン時間内はレッスンをしなくてはいけないと、集中力が切れても無理してレッスンを続けるということはやってはいけません。集中力が切れる前に、次のプログラムにすぐに切り替えて、子供の新しい集中力を引き出します。