芦塚先生の雑談です。
お暇な方はお付き合いください。
30席がプログラムが出来る前にすぐ満員に。
バロックでこれだけお客さんがあつまること自体
めずらしいことだそうです。
バロック時代の純正律の響きと言うと、何かしら難しく感じてしまいますが、極普通にTVなどから流れているんですよと言うと少なからず、驚かれるかもしれませんね。

プログラムをクリックするとYou Tubeの演奏へ飛びます。
楽器と曲目、奏法ともとてもマニアックなプログラムですが、今回は更にスコルダトゥーラという調弦法も使いました。普段は一番低い音の弦から順に「ソ・レ・ラ・ミ」の音に調弦しますが、スコルダトゥーラでは、違う音に調弦します。例えば今回のロザリオのソナタ第4番では、「ラ・レ・ラ・レ」に調弦します。バロック楽器のガット弦はとてもデリケート。珈琲のお湯を沸かしても調弦が狂います。何度も調弦をし直してのコンサートでしたが、「バロック独特の物悲しい感じがすごく良かった。」「もっと聴きたかった。」などのご好評をたくさんいただきました。思っていたよりもリピーターの方が多く、「今回で3度目です。」と言う方も・・・・。ありがたいことです。次回は時間の許す限りもう少し曲数を増やして演奏したいと思います。また、ビーバーだけではなく、他の作曲家の作品(勿論バロック)や、有名なバロックの小品を、当時の装飾法を取り入れて演奏するとどうなるか・・・・等、おもしろい企画を色々やってみようと思います。お楽しみに・・・・・

ビーバーの譜面に描かれた
銅版画イラスト(ものまねソナタ)
江古田の事務所のすぐ近くにあるちょっとおしゃれな喫茶店「珈琲ぶな」で、バロックヴァイオリンとスピネット(小型チェンバロ)による演奏会を行いました。よりバロック音楽に親しみをもっていただきたいということで、古楽器の説明や弓の進化のことなど、レクチャー付き演奏会という形をとりました。古楽器によるバロック音楽、しかもビーバーというとてもとてもマニアックな作曲家の作品の演奏ということにも係わらず、ポスターを張り出したその日にもう満席になってしまうほどの好評ぶりでした。ありがとうございました。
 
            
 
 

HEINRICH IGNAZ FRANZ VON BIBER ソナタ集 第1回1644-1704)

2005年11月4日(金)
場所 珈琲店ぶな
開場19:30 開演20:10
入場料はお飲み物代のみ


芦塚音楽研究所の講師によるメンバーで、作曲家芦塚陽二の指導によりバロック奏法を研究し、様々なところで演奏活動を続けています。レパートリは、古典楽器によるトリオソナタ、ヴァイオリンソナタ、また、バロック音楽だけではなく、モダン楽器による古典派やロマン派、近現代に至り、編成も古楽器によるアンサンブル、楽四重奏やピアノ三重奏などの室内楽曲など、幅広い演奏活動を行っています。

芦塚音楽研究所
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