発表会は恙なく終わりましたが、業者の方の写真は、今回は、ショットや枚数的に問題があって、ホームページ制作が上手く行きません。
動画から、写真を作り直させている所なので、もう暫く気長にお待ち下さい。
動画のcheckを開始した所なので、業者の方にcheckの一覧を渡して、それから動画を作成して貰うので、今暫くお待ち下さい
夏の合宿前までには、多分完成するかも知れません!!
第一部
全体合奏 おでかけ 芦塚陽二作曲
一部の室内楽
soloの部
一部の室内楽の2
就学年次以前のsolo
preオケと室内楽
soloの部2
室内楽の部3
soloの部の3
室内楽の部4
オーケストラ
全体合奏「魔笛」より「これは何と素晴らしい音だ」
第二部
全体合奏Pachelbel canon
2回orchestraの部
3回orchestraの部
spot演奏
第二部のsoloの部
専科オケの部
第三部
第三部のsoloの部
第四部
第4部室内楽
第四部soloの部
第四部のトリ
第五部
音人の会
総括と反省
全体合奏の生い立ちについてのお話ですが、「発表会の度に、いつも同じ事を書いている」・・と、思われるかもしれませんけど、毎年、そのお話を「始めて聞いた」と言われる人達がいらっしゃるので、同じ話をしなければなりません。
全体合奏の曲は芦塚先生の作曲ですが、violinやcelloの演奏技術が、初歩の子供達とベテランのお姉さん、お兄さん達の人達が一緒に演奏出来るように演奏技術のレベルの差をつけて作曲されているのです。
これは、作曲家にとっては、とても難しい事で、通常は作曲家は、orchestraの総ての楽器が、同程度の演奏技術になるように作曲しなければならないのですが、子供のためのorchestraや室内楽では、そのpartを演奏する子供の技術に合わせて、生徒が弾けるように作曲しなければならないので、作曲技法としては、非常に難しい要求をされている事になるので、芦塚先生がいつもボヤいています。
エーデルワイス ロジャース作曲 芦塚陽二編曲
ソプラノ・リコーダーⅠ川口綾花
ソプラノ・リコーダーⅡ澤田桃伽
アルト・リコーダー 川島綾乃
ピアノ 古川紗來
全音楽譜出版社から出版されている芦塚先生の学校用のリコーダーの教育教材で、とてもロングラン(出版されて既に30年以上版を重ねている楽譜だと思いますが・・)の作品です。
芦塚先生のリコーダーの教育用の楽譜は、結構大量に出版されているので、その中の曲を発表会で使用する事は良くあります。
新飯田千尋ちゃん(小3)子供のためのピアノ三重奏曲集より「メリーさんのひつじ」変奏曲・・・芦塚陽二作曲
violin 萩元美音
cello 澤田桃伽
芦塚先生の子供のためのピアノ三重奏曲集なのですが、芦塚先生が子供達にピアノ三重奏曲を指導しようと思って、世界中の楽譜を探して、曲の易しいpartを集めて見たのですが、基本的には、室内楽は大人用に作曲されているので、子供が演奏する事は、難しいのです。
結果的には、出版されているあらゆる外国の版を調べて見ましたが(国内版の楽譜では室内楽の譜面は出版されていないので・・・)、上手く集める事が出来なくって、子供や初心者用の室内楽の曲を集めて編集するのは断念しました。
その楽譜を探して行く過程で、唯一、Klengel先生の、「Kindertrio G」という子供の学習用に書かれた勝れた作品に巡りあって、その曲を教室のレパートリーとして活用する事にしました。
その後、Klengel先生のCや、D等の作品も手に入れて、ピアノの子供達のcurriculumとして、活用出来るようになって来ました。
しかし、それでも、室内楽の導入には、子供達は、「Beethovenのsonatineのト長調」を、intempoで演奏出来る技術がないと、アンサンブルをする事は無理でした。
ピアノトリオの演奏可能な技術は、同程度の曲を演奏出来る程度の技術では、アンサンブルとしては、演奏出来る事はありません。
つまり、MozartのPianosonateを勉強しているから・・、と言って、MozartのPianotrioを演奏出来る技術に達している・・とは言えないのです。確かに、同程度の曲ならば、一人で練習している分には問題はないのかも知れませんが、他の楽器の人達と合わせるとなると、そうそうは上手く行かなくなってしまうのです。
日本には室内楽の先生という人はいないので、そのensembleの楽器の中の先生が指導をする事になります。
そうすると、その先生の楽器を擁護する立場から、他の楽器を指導する事になってしまって、ensembleが上手く行った試しはありません。
本来なら、室内楽の指導は、指揮の先生か、作曲科の先生が指導すべきなのですが、日本の音楽学校ではそういった風習はありません。
ヨーロッパでは、室内楽を専門に指導する先生がいて、室内楽のclassがあります。(日本では、楽器の先生が、ついでに室内楽を指導するので、室内楽の専門家でもないし、室内楽演奏上の専門的な知識を持っている分けでもありません。
子供のための室内楽の曲が無ければ、作れば良い・・・という無茶振りが始まって、それで、それぞれのgenreの曲(Pianotrioや弦楽Quartettの曲が無かったら、芦塚先生が作曲すれば良い・・と、一人一人の子供のレベルに合わせて芦塚先生に作曲して頂きました。
勿論、ピアノトリオや弦楽Quartettだけではなく、弦楽五重奏や六重奏も作って頂きました。
ピアノという楽器は、他の弦楽器や、管楽器と違って、私達は「一人・オーケストラ」と呼んでいて、一人自己完結型の楽器です。
良い意味では、一人で演奏して、曲を演奏する事が出来るのですが、その長所が、時としては短所になってしまうのです。
つまり、独りよがりの音楽になってしまいやすいのです。
また、日本の音楽教室の特性で、同じ音楽教室の中であっても、異種楽器の先生達が交流する事は基本的にはありません。
芦塚先生も教室の子供達の演奏を見学に来た先生達に、「同じ教室で異種楽器の先生達とも交流して、ensembleをしたら?」と、お話するのですが、音楽家達にとっては、異文化交流と同じに、気持ちを通じる事が難しいようです。
そのために、他の教室では、「同種楽器の演奏である連弾」を除いたら、アンサンブルをする事は殆ど有りません。
ピアノが、自己完結型の楽器である故の、楽器ならではの、特有の欠点の最たるものは、一人で演奏するので、tempoの狂いやrhythmの狂い、音量の設定等が、正しく出来ない・・という事です。
テンポを厳格に設定出来るようになるためには、練習をする時に、Metronomを使用して練習すれば良いのですが、日本の音楽学校の先生達は、「Metronomを使用すると、音楽性が崩れてしまう。」と言って忌み嫌うのです。
ですから、音楽大学のlessonで、Metronomを使用する先生は、非音楽的な指導をする先生として、馬鹿にされてしまいます。
しかし、それはMetronomの使用の仕方を知らないからに過ぎません。
そう言ったMetronomを小馬鹿にする先生達のMetronomの使用法は、「最初から最後までMetronomに合わせて弾く・・」しか、ないのです。それでは、「バカの一つ覚え」に過ぎないのですよ。
proの音楽の世界では、練習の時短や多くの音楽家達との曲の整合性を取るために、Metronomを常用しています。
proになると、音楽家同士で音楽を練習する事が常になります。
人と合わせるには、その曲のimageを正確に伝達し、各自が正確なtempoで練習して来る必要があります。
芦塚先生も演奏活動をしていた頃は、忙しくて伴奏合わせをする時間がない時には、本番の前日にも、電話で、細かく小節毎に、Metronomのtempoを決めて、揺らしのtempoの設定等々の打ち合わせをしていました。
また、このお話は練習の時の話だけではないのですよ。
指揮者のカヤランや、pianistのグレン・グールド等の超一流の演奏家達が、レコーディングをする時には、その曲を情緒的、感情的に演奏する分けではありません。
何故なら、レコーディングの曲が、数分しか掛からない短い曲であったとしても、それをレコーディングするためには、一日でレコーディングが出来る訳ではありません。
「proだと、数分の曲なんて、チョチョイのチョイで録音出来るのでは??」
いや、それは違います。proだから、普通の人では気付かないような、ミスですら、許せないのですよ。
否、ミスではなく、何のミスも無かったとしても、気に入らない演奏の方がproの人達には多いのです。
それが、proです。
通常はproの場合には、一つの曲を一月以上も掛かって、毎日、スタジオやホールに通って、録音するのです。
感情的、情緒的にtempoが揺れては、レコーディングにはなりません。
前日に、6小節目迄、レコーディングしていて、当日に7小節目から弾き始めるのに、別のtempoで弾いていては、proとは呼べないのですよ。
芦塚先生がよくお話をされるのですが、「とても美味しい蕎麦屋でも、毎日、出来、不出来があったら、そのお店は潰れるよ!」「何時、行っても、同じ味で食べれるから、一流の蕎麦屋なのだよ!」「音楽家であろうとするのなら、100回演奏しても、100回とも、ベストの演奏が出来ないとproとは呼べないのですよ!」というお話があります。
例え、1回、完璧な演奏が出来たとしても、100回完璧な演奏が出来なければ、proとは呼べないのですよ!!
曲のtempoを完全に安定させて演奏するためにも、Metronomはproの演奏家達には、必須の道具なのです。
音楽の演奏のtempoには、とてもおもしろい特性があります。
芦塚先生は、オーケストラや室内楽の練習をする時に、発表会での目標tempoと、今現在の練習tempoを指定します。
その練習tempoをちゃんと弾けるようになると、同じ曲の雰囲気を出すのに、次の練習tempoを指定して貰います。
練習が上手く行って、発表会での目標tempoが、楽に演奏出来るようになると、そのtempoが遅く感じられてしまいます。
その場合には、発表会の目標tempo自体をtempoupします。
つまり、演奏のtempoは、その人の技術によっても変わるのです。
芦塚先生はこれを絶対tempoと相対tempoとして、区別しています。
専科の生徒達には、「絶対tempoが130~136まで」と、「から、まで」のtempoとして設定する事も良くあります。
人間の気分は湿度によっても変わるからなのです。
tempoとは、そのように微妙なものなのです。
その微妙さを知るためには、Metronomで絶対tempoを知らなければ、tempoが理解出来る事はありません。
車の運転では、高速道路であろうと、一般道であろうと、100キロは100キロであって、嬉しくっても、悲しくっても100キロは100キロなのです。それが当たり前だと分かれば、Metronomの意味は理解出来ます。
教室では、発表会の当日のメトロノームのテンポを決めて貰って、アンサンブルのために、出来る範囲で、その段階、段階のメトロノーム・テンポを決めて、目標のテンポに近づけて行きます。
こういった練習はアンサンブルだから出来る練習なのです。
勿論、アンサンブルで得れる技術はテンポだけではなく、色々な難しい勝れた技術を習得する事が出来ます。
しかし、よく誤解されている事は、弦楽器で音楽大学に入学したとしても、憧れの音楽大学に進学出来たとしたとしても、日本の音楽大学では、室内楽やオーケストラのlessonが受けられるのは、学生の中の一握りのトップの生徒だけなのです。
それ以外の殆どの一般の音楽大学の学生達は、室内楽のlessonも、オーケストラでの演奏も、そう言ったensembleの教育を受けないままに、音楽大学を卒業するのです。
(全員の生徒に室内楽やオーケストラを義務化している、唯一の例外は桐朋学園大学だけですかね??)
ソロの部の演奏です。伴奏はお母様、教室のお姉さんがしてくれます。
今回の発表会でも、最年少の演奏はヴァイオリンの慧子ちゃんの3歳です。 あれ??年齢が上がったのだよね??
川口綾花 子供のためのピアノ三重奏曲集より「かえるの唄」変奏曲・・・芦塚陽二作曲
violin 萩元美音
cello 澤田桃伽
再び室内楽です。
左側の譜面は、「かえるの唄」の最初のthemaの部分の譜面です。
芦塚先生作曲の子供の唄変奏曲集は、とても譜ヅラは簡単なので、音楽の専門家、(音楽大学を卒業している人達)は、初見でも演奏出来るような感じなのですが、不思議な事に、初見で弦楽器の人達と一緒に合わせて見ると、全く合わない(弾けない)のです。
皆さん、不思議に思って首を傾げてしまいます。
何故、合わないのだろう??
実は、簡単な譜ヅラの中に、室内楽のhow-toが色々と盛り込まれているので、実際に、大人の音大生や音楽大学を卒業した人にとっては、簡単ではないのですよ。
教室で育っている子供達は、最初から、そういったhow-toを身に付けているので、何が難しいのか分かりません。
教室は、先生募集を教室の卒業生に対してのみ、しているのではありません。
毎年、その季節になると、音楽大学を卒業した(或いは、卒業見込み)の生徒が教室を訪れます。
面接の時に教室のconcept(指針)を説明します。
「教室としては生徒達に音楽の楽しさを指導して欲しい。」と言うと、すかさず、「音楽は楽しいものではありません。厳しく辛いものです。」と返って来ます。「あの??私達の教室は巷の音楽教室なので、泣きながら親に引っ張られて・・という生徒はいないのですが??」と説明して、殆どの面接の人達は、そこで帰って貰います。
その段階をクリヤーした貴重な先生志望の人達が、教室の先生の指導の見学をしたり、芦塚先生のオーケストラや室内楽の指導を見学に来ます。
そこに、就学年次以前の5歳、6歳の小さな子供から、「譜面があるのに、何で弾けないの?」とか、「rhythm違うよ!」と指摘されると、次週の聴講は、流石に出来ないよね??連絡が取れなくなって、教室には二度と来なくなってしまうのですよ!!
一応、芸大や桐朋のエリート達なんだけどね??
子供達に注意されると、そのプライドが~~!!
小学校も3年生、4年生ともなると、そこの所は分かるのだけど・・??
5歳、6歳の子供達は、実に素直に「何故、出来ないの??」と質問してしまうのですよ。その素直さが怖い!!
ということで、原則として、教室の卒業生が先生になる事になってしまうのですよ。これは単なる結果論・・です。
Beyer-concerto・・・芦塚陽二作曲
千野絢美(小2)・・Piano
Menuet フックス作曲
Sop.Rc.Ⅰ新飯田千尋
Sop.Rc.Ⅱ千野絢美
Alt.Rc 七星ひかり.
Baß Rc. 本田梨紗
ヨハン・ヨーゼフ・フックス(Johann Joseph Fux, 1660年 - 1741年2月14日)は、オーストリアのバロック音楽の作曲家、オルガン演奏家、チェンバロ演奏家です。
1725年(65歳) おそらく最もよく知られた著書『パルナッソス(芸術の山)への階梯(階段)』(Gradus ad Parnassum, 「古典対位法」とも呼ばれる)を発表した。
ラテン語で書かれたこの対位法の教程書はJ.S.バッハの蔵書にもあり、ベートーヴェンもこの教則本で勉強しました。
Bachの平均律の、所謂、教科書fugaと呼ばれる、fugaのsample曲も、このフックスのfugaを踏襲したものです。
多くの作曲家達が、古典対位法やfugaの勉強で、この教科書を使用して勉強しました。
1741年2月14日(81歳)で、庇護者であった皇帝カール6世死亡の翌年、ウィーンで死亡しました。。
弦楽四重奏曲 Op.74Nr.3 ト短調 「騎士」 Ⅰ楽章・・・・・Haydn作曲
violinⅠ 古川紗來
violinⅡ 荒谷愛
viola 七星ひかり
Vc. 森真雅
celloconcertoOp.76ニ短調 ・・・・・Goltermann 作曲
澤田桃伽(小1)6歳
Pianoconcerto K.107ト長調 1楽章 ・・・・・・・・・・・・・Mozart作曲 kadenz 芦塚陽二作曲
川島綾乃(小6) Piano
全体合奏「魔笛」より「これはなんと素晴らしい音だ」・・・・Mozart作曲 芦塚陽二編曲
芦塚先生が音楽教室を作った時に、教室のthema曲を決めました。それがPachelbelのCanonです。
今でこそ、(ΦωΦ)も杓子も知っているPachelbelのCanonなのですが、教室開設の当時は、未だbaroqueの音楽は一般的ではありませんでしたね。
そもそも、themaの曲を決めて、毎回の発表会で演奏する・・・という事は、1年中、練習すると言う事になるので、それは一般的には、飽きさせないで、一年中、毎年演奏する・・という事は、冒険であって、試みようという人は居ないと思います。
芦塚先生のcurriculumでは、soloのprogram、室内楽のprogram、オーケストラのcurriculumとして、それぞれのgradeの卒業曲として課題曲を指定しています。
そういった必須の課題曲を教室の常設曲と呼んでいますが、Canonは弦楽器を勉強している人達の一番大切な課題曲であり、教室のthemaの曲でもあります。
毎年必ず、演奏する曲なのですが、何故生徒達は飽きないで練習する事が出来るのでしょうかね。
同じ曲を弾き続けると言う事は、飽きる・・という事と表裏になってしまうのが常です。
学校教育では、それぞれの学年のcurriculumで一つ一つを卒業させて行きます。
一般の音楽教室でも、初心者の時に勉強した曲を、復習する事はありません。
一度、習った曲は、それ以上勉強する事はない・・というのが、日本の社会通念です。
芦塚先生の考えは全く違います。芦塚先生は、勉強に完成は有り得ない・・・、自分が100%出来たと思った時には、その人がその仕事を辞める時だ・・と言われます。
100%完成した仕事の延長線上には、進歩はないからです。要するに、その人の限界だからなのです。
努力を続ける場合には、限界にはしょっちゅうぶち当たります。
芦塚先生の場合には、その仕事を凍結保存して、熟成を待ちます。2年後、3年後に、技術が向上してから、改めて、Archiveから
引張り出して来て、改めて手直しを始めます。
ダビンチやゲーテではないけれど、芸術に完成はないのですよ。
しかし、だからと言っても、それがいきなり出来る分けではありません。
それには、それの訓練が必要なのです。
それが毎年Canonを繰り返し練習する事なのです。
Canonで与えられた課題を着実に自分の技術に出来たら、次には中級version、その次には上級versionのlectureを受けてそれに挑戦します。
同じCanonであっても、中級versionと上級versionでは、approach(音楽表現やtempo設定等々)を全く変えています。
対外出演でも、一番最初に演奏する曲はCanonです。
それは、対外出演というプレッシャーの中で、安定して演奏するようにするための、セレモニーであり、自信のある曲を最初に演奏する事によって、心と体のバランスを取るためです。
対外出演で最初の曲が安定して演奏出来れば、後の曲も安定して弾けるからです。
参考までに、専科生達の上級versionの演奏です。八千代市生涯学習プラザ主催のコンサートです。
八千代では、毎回のコンサートでは、同じ日に2回お昼の部と夕方の部には、programを全く変えて演奏しました。
お母様と子供が一緒に聴けるように、少しtempoの早めな楽しい曲を集めたコンサートと、夕方の部では、音楽をじっくりと楽しみたい人達のためにスローな重たい曲を集めて演奏しました。
その両方の部で唯一、同じ曲を演奏したのは、tcanonだけなのですが、それでも、同じ曲を同じように弾いたら芸がないので、お昼の部は、子供達のために、少し早めに楽しげに演奏しました。
夕方の部のcanonの演奏は、少し遅目にしっとりと演奏しています。
同じcanonの同じ日の同じmemberによる奏き分けをしたりしました。
次の機会があれば、period instruments(所謂、baroqueviolinと、viola da gambaとCembaloの演奏です。)による、period奏法versionでも、挑戦してみたいと思っています。
orchestraでは、技術的に無理なので、室内楽versionなら、可能性はあるのかな??
澤田桃伽 cello(小1) Vivaldi celloconcerto h moll Ⅲ楽章
basso continuo cello 森真雅
Cembalo 川島綾乃
桃迦ちゃんは、前回の発表会のVivaldiのconcertoから、一段としっかりした音で安定して演奏出来ました。(途中では、音が抜けた演奏になっていたのですが、教室で桃迦ちゃんを見かけた芦塚先生から、通りすがりに注意をしっかりと聞けて、本番は見違えるように立てなおして弾けました。)backのorchestraの演奏は、Kontrabassとcelloとviolaは、ベテランのお姉さん達の助っ人でしたが、violinの1st、2ndは、未だorchestraの指揮に慣れて居ないので、広い舞台では、orchestraが先生の指揮とはズレてしまいました。それに、settingのミスで、basso
continuoの真雅ちゃんのcelloの位置が離れてしまい、先生の指揮をちゃんと見れなかったので、basso continuoもズレてしまいました。
正しいbasso continuoの位置は、次のorchestraから・・の場所です。
芦塚先生が舞台に登って、一応は注意するのですが、実際には、setting掛かりが決めた位置を変えるのは、生徒達には難しいようで、芦塚先生が幾ら指示しても、実際には、子供達は動いてくれません。ましてや、チェロの場合には、椅子も持って移動しなければならないので、舞台が開いてからは無理です。
スタッフの反省会ではその話は出たのかな??
芦塚先生は、お母様達に連れだされて、子育てや教育のコツのお話をしている最中だったので・・・。
今回のorchestraの演奏をする生徒達が芦塚先生の指揮を見れなかったのは、「始めて組のorchestra」・・だけではなく、ベテラン組のorchestraでも専科生のお姉さん達が芦塚先生の指揮を見れなくなって、ズレ捲って・・しまい、芦塚先生を怒らせてしまいました。
専科生や上級生達は、普段の練習では、指揮を見れなくなる事は絶対にないのに、お受験ですっかり気持ちが(pressureに)弱くなってしまっています。
「気持ちが逃げる」・・というのは、心の拠り所の問題なので、芦塚先生は許せないのですよ。
「気持ちが逃げる」という状態なら、受験も上手く行く分けはないし、大体、4月の3日は、本番の人達は受験が終わっているので、それは、受験の後遺症に過ぎないのですよ。
もうとっくにお受験は終わっているのに、pressureだけは未だ残ってしまっている・・という事は、受験も上手く行った分けではない・・という事だよね。
芦塚先生のオケ練習では、そういった状態の受験は絶対に許さないのですよ。芦塚メトードが身に付いていれば、受験のpressureなんてある分けはない・・というのが、芦塚先生の理論です。。
このグループのように、未だオケの技術の勉強の途中で、技術が足りなくって、指揮棒が見えない・・というのは、芦塚先生は、当たり前とした思わないので、それは、許せるのだそうですがね。
萩本美音 violin(小2) Vivaldi violinconcerto d moll Ⅰ楽章
basso continuo cello 森真雅
Cembalo 川島綾乃
千野瑞希 violin(小4) Vivaldi violinconcerto F Dur Ⅰ楽章 Cembalopart作曲芦塚陽二
basso continuo cello 森真雅
Cembalo 新飯田珠希
森真雅 cello(小4) Vivaldi celloconcerto h moll Ⅰ楽章 校訂芦塚陽二
basso continuo cello 鈴木杏梨
Cembalo 川島綾乃
古川紗來 violin(小4) Locatelli violinconcerto e moll Ⅲ楽章 kadenz作曲芦塚陽二
basso continuo cello 森真雅
Cembalo 川島綾乃
七星ひかり Cembalo(中1) J.S.Bach Cembaloconcerto d moll Ⅰ楽章
スポット演奏・・・本田梨紗viola Bach無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 「ブーレ」
一般の発表会では、演奏中に舞台のsettingを変えるという事は、殆どありません。
Pianoの蓋の開け閉めさえ、一般的にはないのが普通です。
私達の教室の場合には、大きく 「Pianoのin、out」「Cembaloのin、out」のそれぞれの組み合わせによる、舞台のsettingがあります。
これは、3分、5分と掛かる事が多いので、幕間に大きなsettingが来るように各部の間にsettingが来るようにprogramを組みます。
しかし、どうしても、一つの部の中でsettingをしなければならない場合には、暗転をして、その最中にsettingをする事になります。
そうすると、舞台が真っ暗な中で、3分、5分の時間を、お客様が待たされる事になります。
そこで、芦塚先生が考えだした演奏のstyleが「spot演奏」という考え方です。
spot演奏は、暗転のsettingの間の、穴埋めの演奏なので、進行表が作成されて、settingの都合で、幕間のtimeが出て、その時間を穴埋めするために、そのtime分の演奏出来る曲(repertory)を持っている生徒、先生が、spot演奏を出来る対象になります。
しかも、演奏は、舞台の進行が最優先なので、settingが早く終われば、演奏途中でも切り上げなければ、逆に全体の進行の邪魔になってしまいます。
そういった臨機応変な演奏が出来ての、spot演奏になるのです。
以前、教室外の或る先生に「幕間のspot演奏をして良いですよ。」と、教室が申し出たら、「せめて1周間前に、事前に何分の曲を演奏して・・・と言って来れたら・・」と、逆に文句を言われてしまいました。
進行が早く終わって、裏では幕間の演奏が何時終わるかを待っているのに、自分の曲が終わるまで、ダラダラと弾き続ける先生もいて困ってしまった事も数々あります。お客様は困ったものです。(先生と言っても教室で指導している先生ではないですよ。教室の先生なら、そんな演奏をすると大目玉だし、実際の演奏の途中でも、カットされてしまいます。)そこは、教室の先生達には厳しいのですよ。
教室の生徒達も、中級、上級の水準になると、(中、高生にもなると・・)学校の先生達や、周りから、「チョッと弾いて見て??」と気軽に声を掛けられる事があります。
教室では、そういった状態に対応出来るように、常日頃、注意をしているし、3分、5分程度の曲をrepertoryとして、アンコール曲集として、教室制作の楽譜も作っています。
譜面がないと・・、練習しないと・・、と言うのは、愚の骨頂ですよね。
いつでも、どこでも、楽器さえあるのなら、直ぐに弾くのが・・(弾ける曲を準備しておくのが、)proへの条件です。
いつでも、どこでも演奏出来る曲の事を、repertory・・といいます。練習して弾ける曲は、repertoryとは言わないのですよ。
梨紗お姉さんが演奏している曲は、無伴奏チェロ組曲から、第3番ハ長調の「ブーレ」です。
有名な曲で、violinの無伴奏にも編曲されたりしている曲ですよね。
但し、梨紗さんは、period奏法で演奏しています。曲のinterpretationも、一般の出版されている楽譜からではなく、Bachの直筆譜面(所謂、facsimile譜から譜面を起こして、Bachの意図に合わせて、bowslurを付け直して(梨紗版を作成して・・)演奏しています。
ですから、一般の演奏とは全く違った演奏なのです。
本当は、今回も、芦塚先生からは、「折角だから、baroqueviolinで演奏したら?」と言われたのですが、(梨紗さんは、自分の楽器・・baroqueviolin・・も、持っています。)「今回は、baroque楽器は練習不足なので・・」と辞退していました。
period instruments(当時の楽器、若しくは復刻の楽器、所謂、baroqueviolin)による、period奏法(当時の演奏法による演奏技術の方法です。弓の持ち方や構え方も違います。当然、肩当てや顎当ても使わないので・・・)というのは、現在も日本で演奏出来る人は、極めて稀です。まあ、世界でも稀な事なのですがね。
よく、baroqueviolin奏者として、名を連ねている人達がいますが、baroqueviolinも、Cembaloも持っていなくて、ただ、Bachやbaroqueの音楽を普通に演奏しているだけの、似非baroque演奏者が多いので、教室では、period奏法と言うのを全面に打ち出しています。
今は、教室でbaroqueの演奏を勉強して来た人達が、結婚や、子育てで、いなくなってしまったので、教室でもbaroqueの演奏会が出来なくって、困っています。
だから、教室の外のbaroqueの演奏家で、教室の先生達とコラボ出来る人達を探しているのですが、教室の周りでも、baroque奏者として名を連ねている人達は結構いるのですが、その先生達は、baroque奏者と自称しているのにも関わらず、baroqueの楽器さえも、持っていないのですよ。
楽器がなければ、教室の先生達とのコラボは、出来ませんよね。
modern楽器とbaroque楽器が一緒に演奏出来る事は、有り得ないのですからね。
千野瑞希 Vl.(小4)
コンチェルト第4番Op.15 ニ長調 Ⅲ楽章・・・・・・Seitz
伴奏 本田梨紗
森真雅 Vc. (小4)
コンチェルト第3番 Op.51 ロ短調 Ⅰ楽章・・・・・Goltermann
伴奏は牧野由起子先生です。
古川紗來 Vl.(小4)
コンチェルト第9番 Op.104 イ短調 Ⅰ楽章・・・・・Bériot
伴奏は、今年音楽大学に入学したばかりの本田梨紗お姉さんがやってくれました。
荒谷愛 Vl.(小5)
アレグロ・ブリランテOp.19 イ長調・・・・・・・・・・・Have
伴奏は佐山凛(中3)です。
新飯田珠希 Pf. (小5)
ソナチネ Op.20Nr.1 ハ長調 Ⅰ楽章・・・・・・・・Kuhlau
passacaglia d moll Veracini=芦塚陽二作曲
所謂、今回の専科組のオケの演奏の出来ですが、・・・どういう分けか、すっかり、舞い上がって、演奏が、練習前の初心にリセットされてしまって、八千代や色々な対外出演を経験したベテラン組であるにも関わらず、「指揮棒をしっかりと見る」という初歩的な事さえ出来なくなってしまっていました。
芦塚先生は、超、ショックだと仰っていました!! _(._.)_!!
直前のオケ練習では、そういったミスは流石に出ないのですが、専科組のmember全体が受験年次で、塾と勉強で、すっかり舞い上がって、音楽だけでなく、日常生活さえも、浮ついてしまって、指揮棒に合わせると言った・・・初歩の初歩すら出来なくなってしまっていました。
芦塚先生は、折角、頑張って皆のために、Veraciniをorchestra用にarrangeしたので、今、FacebookにupしているVeraciniのパソコンの音源を、生の音にするのが、今回の発表会のメインの夢だったので、あえなく、夢やぶれた芦塚先生は、「怒髪衝天」怒り捲くっていました。
・・というのは、嘘です!
キャッピー!!
まあ、技術的に届かなくて、演奏が上手く無いのは、芦塚先生にとっては、許容範囲内で、絶対に怒る事はないし、音楽の出来に関わらず、寛容なのですが、しかし、実力があっても、自分で精神的に崩れて自滅するのは、単に、心が弱いからで、それは、芦塚先生にとっては許せない事なのだそうです。
そういった事に関しては、芦塚先生は確かに厳しい・・・のだそうです。
ただ、今回のこの出来は、生徒達の浮つき具合を見ていると、「当然、起こるべくして起こった」・・という想定内で、直前迄も、OB、OGの助っ人を入れるかどうかで悩んでいました。
このmemberにOGが二人入るだけで、曲の安定性が変わって来ます。
しかし、大切な事は、「己を知る」という事なのですから、教室の発表会という事で、敢えて、助っ人は呼ばなかったそうです。
受験でも、人生でも、最後は「一心」なのですよ。・・というお話です。
2つのワルツ Op.54イ長調、ニ長調 Dvorak作曲
1曲目のBerceuseなrhythmが、遅れて乗りが悪いですよ。
2曲目はländlerなrhythmの乗りはとても良いのですが、早いpassageが音が揃っていないのが弱点ですね。
でも、それは練習の時からなので、本番だけ、上手く行く事は有り得ないのでね!!
この動画は、「合格」ではなく、「反省」用です。
第三部のsoloの部
七星ひかり Pf. (中1)
ソナチネ 嬰ヘ短調 Ⅰ・Ⅲ楽章・・・・・・・・・Ravel
七星ひかり Vl.(中1)
コンチェルト第2番 Op.2 ニ短調 Ⅰ楽章・・・・・・・・Spohr
伴奏は佐山凛(中3)です。
Brahms Pianotrio Nr.3Op.101c moll 1楽章
Piano 岡村智子(高2) violin 本田梨紗(大1)cello清水千聖(高2)
遠藤美帆(高2)Piano 「巡礼の年」第3年 s.163No.4 「エステ荘の噴水」 Franz Liszt作曲
佐山凛(中3) violin 「スペイン舞曲」第2番 Op.21Nr.2「ハバネラ」ニ短調 Sarasate
伴奏 本田梨紗
4部のトリは高校生組の演奏です。
行く年来る年ではないけれど、「第一目標の大学合格おめでとう!!」、との人と、「受験の追い込み、頑張って!!」の男の子二人です。
後の男の子達は、やはり、受験年次で、発表会には出ていないけれど、Cembaloや大道具の車での搬出や搬入、舞台上手でのsetting等々、発表会の影の力として、頑張ってお手伝いしてくれています。受験勉強の息抜きだそうです。
有り難うさん!!
第五部は「音人の会」として、大人の方達の演奏です。
音人の会の人達は、1月の11日に新春のパーティ形式の演奏会を開いたばかりなので、連続の演奏会になります。
発表会での個人個人の演奏の反省は、生徒自身がどれぐらい頑張れたかによるので、教室としての総括は、勿論、いたしません。
orchestraや室内楽の諸注意を、芦塚先生から直接お聞きして、伝達します。
今回の発表会は、全体的に落ち着きのないウワズッた演奏が多かったように思われます。
orchestraでは、member不足が否めないので、飛び級として、愛ちゃんや紗來ちゃん、真雅ちゃんや桃迦ちゃんが、一つ上のlevelの曲に参加したので、指揮棒を見てrhythmに乗る・・と言う事が未だ慣れていないのは、致し方無いので、そこは反省のpointにはなりません。
しかし、上級の専科生達が、演奏が走ってしまい、芦塚先生のorchestraの指揮にも乗れなかったのは問題です。
指揮を見ているのに、演奏を合わせる事が出来ない・・・と言う事は、芦塚先生の指導されて来た基本を忘れて、舞い上がって演奏していると言う事です。
受験はもう終わった後なので、落ち着いた生活に戻って欲しかったのですが、先生以下全員の専科生が、浮ついていた・・と、芦塚先生はオカンムリです。
前回の秋の発表会では、受験前の学校の勉強と音楽の両立と言う事で、厳しく、負担も大きいかも知れない・・・という過保護の思いやりから、少し評価を下げて、You
Tubeや、動画のuploadをしたのですが、今回は、そういった、配慮は必要ない環境なので、当然、評価も元に戻して、各gradeの正規の評価で、uploadをする事にします。